市長のトップセールスは嘘?
観光客は何もしなくても来るような人々ではありません
「新石垣空港ができたことで観光客が増えたので市長とは関係ない」「沖縄県全体の観光客数が増えているから石垣島の観光客増加と、市長とは関係ない」との話がありますが、観光客は何もしなくても来るような人々ではありません。
特に沖縄県は県全体が観光特区と言ってもいいほど魅力に溢れた県です。一人でも多くの観光客を誘致そいたいのはどこの観光地でも同様です。その中で、石垣島が独自の魅力や色を発信するのは大変なことです。
石垣市にとっては、新石垣島空港開設という大チャンスをしっかりものにする必要がありました。
観光客誘致に奔走した中山市長
それには官と民の協力が重要で、中山市長は先頭に立って石垣島への観光客誘致に奔走しました。
その努力が実り、2006年に直行便から撤退していたANAが、羽田と石垣の直行便を復活させ、その後関西・中部・福岡と直行便が次々と復活しました。
更に国内に留まらず、中山市長が台湾など赴いて交渉をしたことで、台湾や香港のアジアの都市と石垣を結ぶ新たな直行便も就航しました。
また、2017年に税関空港に指定されたことで国際航空貨物の輸出入が可能となり、石垣島ブランドの農作物・海産物を国際的に広げることもできました。自治体のトップの動きで、地元の発展度合いは大きく変わるのです。